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北海道新聞 連載記事『朝の食卓』

ぼくの身だしなみ

北海道新聞 連載記事『朝の食卓』


やぼったい雰囲気の人が、粋で洗練された様になることを「あか抜ける」といいます。ぼくは、いつも同じ服装をしている上、プランド物を身に着け、都会的でしゃれた格好をしても全く似合わないので、あか抜けないし、あか抜けたいとも思いません。

北国らしくて地味な服装が好みですが、毎日着ても無精者と思われず、むしろ毎日着た方が風情が出るものを、と考え、北海道と同じく冷涼なスコットランドの島しょ部特産の毛織物「ハリスツイード」に目をつけました。これで仕立てたジャケットを着用し、やぼでも英国風にしています。毎年1着購入し、色が若干違う程度の物が何着もあります。

かばんも地味で武骨なものが好みで、道内メーカーのダレスバッグを使っています。マチ幅が広く口金式なのが特徴で、弁護士登録時に茶色を、登録10年目に濃緑を購入しました。来年は20年目なので三つ目を購入しますが、同型は一般販売を終了しており、値は張るものの同型で濃紺のものを特別オーダーしました。

このように、ハリスツイードのジャケットを着て、ダレスバッグを持ち歩くのが普段の身だしなみです。ダレスバッグは仕事の時はいつも一緒で、出張時には旅行かばんとなり、居酒屋にも連れていく相棒です。

朝の食卓は3年間を完投し、今回が最終登板となります。もっとも、前記の身なりで各地の居酒屋に出没していますので、見かけたら一声かけてくれれば幸いです。それでは、その日まで。