しらかば法律事務所TOP北海道新聞 連載記事『朝の食卓』 > 旭川大高・仁義ある戦い

北海道新聞 連載記事『朝の食卓』

旭川大高・仁義ある戦い

北海道新聞 連載記事『朝の食卓』


今年も夏の高校野球の季節がやって来て、甲子園で観戦しました。近年恒例です。早めの日程で北海道勢が登場することを願い、代表校が決まる前から旅程を組んでいました。地元の旭川大高の試合が大会2日目 第3試合に組まれたので、うまくいきました。

三塁側アルプス席で、旭川大高プラスバンドのすぐ後ろで観戦しまし た。試合は1対0で惜しくも敗れましたが、好試合でした。旭川大高は、バッテリーがさえていました。緩急織り交ぜて、星稜高の大会屈指の好 投手と互角に渡り合い、スクイズを外し、送りバントを3回失敗させました。

バックの守備も堅かったです。特にライト。好返球でランナーを刺しました。 特に八回表に本塁で刺した時は、球場全体の雰囲気が変わったので、逆転を確信しましたが...。惜しむらくは攻撃にツキがなかったこと。九回の大飛球は甲子園の浜風、それも大逆風に押し戻されました。

旭川大高ブラスバンドは、チャンスの時「仁義なき戦い」のテーマを演奏します。おそらく全国で唯一です。ぼくの場合、これを聴きに甲子園まで行ったという側面もあり、「仁義なき戦い」の出番が少なかったのが残念です。応援では選手のお母さん方の黄色い?声援が印象的でした。

ぼくの仕事は、人のマイナス部分ばかりを取り扱うのでストレスがたまりますが、旭川大高の強豪と互角に渡り合った「仁義ある戦い」を見て、気力を補填できました。