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北海道新聞 連載記事『朝の食卓』

高校野球

北海道新聞 連載記事『朝の食卓』


高校野球が好きで、旭川スタルヒン球場によく観戦に行っています。春、夏、秋と地区予選が開催されるので、母校である旭川東高の試合を中心に日程をチェックしています。15年以上続けており、球場で知らない人から声をかけられるようになっています。

今年、夏の全国高校野球は第100回の記念大会で、高校野球のコアなファンであるぼくとしては、開会式と松井秀喜の始球式を見ておかないと死ぬときに必ず後悔するだろうと思い、甲子園まで見に行きました。混雑していて、外野席にしか入ることができず、物足りなさを感じたので、準々決勝を観戦するために再度、甲子園に行きました。

朝4時に行ったのですが、混雑は想像を超えており、結局、外野席で観戦しました。金足農の逆転サヨナラ2ランスクイズを見ることができたので大満足です。ですが、その後、財布を紛失してしまいました。長年愛用していたもので、名残惜しいのですが、高校球児を見習って潔くあきらめました。

高校野球を観戦する目的は、少しだけ自分をリセットできることにもあります。高校生のプレーは、純粋で一生懸命なので、いかに自分が無為徒食に年齢を重ねてしまったか痛感させられます。

それと同時に、高校生からエネルギーをもらい、受験勉強していた頃、つらかったが生きがいのあった日々を思い出し、弁護士を目指した初心に帰ることができるのです。