印象に残った海外選手(おもに1996〜1999Ver.)
海外サッカーはスペインリーグを中心に96〜99年あたりにかけて良く見てました。
■デポルティボ
- リバウド(ブラジル:FW&OM)− デポルティボで1.5列目に入り、奔放に動き回ったときの破壊力は凄かった。代表ではぎこちなくも活躍中。★★
- ナイベト(モロッコ:CB)− 高くて強い屈強なDF。一時期はレアル入りの噂もあった。
- ボニセル(フランス:LB)− フランス人左SB、性能の良さを感じさせる動きをしてた。しかしイルレタ監督はロメロを優先起用したので程なく帰国。
- トリスタン(スペイン:FW)− 「オオ!」と声をあげてしまうファインゴールが多い。
- ルイゾン(ブラジル:FW)− すぐにブラジルに帰ってしまったけど、いかにもストライカーらしい動きを垣間見せていた。
- ソンゴー(カメルーン:GK)− 身体能力を生かした飛び跳ねっぷりが目立つ。前にガンガン出る、モリーナと双璧をなす前進系ゴールキーパー。
- エメルソン(ブラジル:VO)− ローマのエメルソンに非ず。ポジションは同じでも、違うほうのエメルソン。第二ボランチとして小気味良い散らしをして、既にチームの核。★
■Rマドリー
- イエロ(スペイン:CB)− スペインの重鎮。ヘッド強し、1対1強し、ロングパスもぴたりラウールへ。ボランチでの起用も分かる。★
- アルコルタ(スペイン:CB)− カペッロ時代、イエロと組んだCBコンビは嫌味なまでに鉄壁だった。
- セードルフ(オランダ:CM)− 印象がベロンとかぶる。彼はサイドで使うなかれ。センターMFあるいは第二ボランチで繰り出す中長距離パスは特筆もの。★★
- ラウール(スペイン:FW&OM)− ミヤトビッチが下がり、左からラウールが追い越し、ワンタッチでゴールを決める。得点感覚に感心しきり。★★
- モリエンテス(スペイン:FW)− ヘッド良、シュート良。何故か巷の評価が低く、代表落ちも多いだなんて、そんな…。★
- カニサレス(スペイン:GK)− 定着しなかったけど、高くて固くて安定してた。★
- パヌッチ(イタリア:RB)− カペッロからのラブコール。そして右も磐石に。★
■バルセロナ
- Lエンリケ(スペイン:OM)− 二列目から飛び出して強ヘッドに巧シュートで冷静にゴールを積みあげる。おいおい、右SBまでやるんかい。「アタッカー」って言葉がすごくしっくりくる。★
- ヘスプ(オランダ:GK)− ファンハール一年目の優勝立役者。全ての面において、心の底から凄いと感じた初のGK。だってシュマイケルやカーンを見る機会はあまりないんだもの。★★
- シャビ(スペイン:VO)− パスの散らしがイイ!と思う。いつまでもグアルディオラと比較するのは、正直どうかと。
■バレンシア
- イリエ(ルーマニア:FW)− 一旦ファーに消え、その後ニアにダッシュでかっさらいシュート。テクニックのあるFW。でも気がつけばいつも怪我…。★
- アングロマ(フランス:RB)− アウェー戦で一人、右サイドで涙ぐましい奮闘。
- Cロペス(アルゼンチン:FW)− バルセロナを切り裂きジャック。ファンハール、今夜も眠れない夜。★
- ファンフラン(スペイン:LB)− 左アウトサイドでファナティックな攻撃参加。気がつけばセルタへ。
■ベティス
- ヤルニ(クロアチア:LB)− 仏W杯前に骨折するまでの超速ダッシュ+ふわりファーへのセンタリングは鬼だった。レアルでは前にサビオ、後ろにロベカルで気の毒した。★★
- アルフォンソ(スペイン:FW)− ヤルニからのスピードあるクロスをDFに競り勝ってヘッドでズドン。テクだって、そりゃあ。
■ソシエダ
- コバチェビッチ(ユーゴ:FW)− ソシエダ戦はいつもコバチェビッチを中心に見て「おお」「すげえ」と言いつつ見てた。高さも足技もスピードもあるとわ。★★
- ファン・ゴメス(アルゼンチン:VO)− ハードに止めて、ボールを強奪する。昔のアルゼンチンのイメージだね。
- ムティウ・アデポシュ(ナイジェリア:VO)−
■セルタ
- マジーニョ(ブラジル:VO)− 第2ボランチとして、ピッチを広く使う正確な中・長距離パスを供給する。彼がいないとセルタの攻撃はショートパス偏重になってしまう。セルタで一番重要な選手。★★
- カルピン(ロシア:ROM)− 右。セルタ短距離高速パスワークの核。カルピンとマジーニョの相乗効果おそるべし。セルタで二番目に重要な選手。★★
- レビボ(イスラエル:LW)− 左サイドをドリブルで崩す。ファンハールが来なけりゃバルセロナに行ってたのに。
- ファン・サンチェス(スペイン:FW)− よく動いて攻撃のリズムを作る。ラインのウラつきと思い切りの良いシュート、タイミング良いヘッドで妙にゴールを重ねる選手。
- ジョロビッチ(ユーゴ:CB)− 地道に堅い、ぐっすり夜も安心。
- エッゲン(ノルウェー:CB)− 空中戦のかなりな無敵ぶり。「あっ!出てるよ」と思ったWCモロッコ戦でも問答無用ヘディングゴール。190以上、さらにはモジャ髪でデカさ水増し。
- デュトルエル(フランス:GK)− 屈強で重そうに見えても、飛べば高いし反応もしっかり。★
- サルガド(スペイン:RB)− カルピンとの右サイドコンビが目立ってた。
- カターニャ(スペイン:FW)− 万能型ストライカー。セルタは中盤を厚くしてる反面、エリア内の人数が足りてないためフリーのシュートチャンスが案外少なくて可哀想。スケープゴートになりがち。
- トゥルド(アルゼンチン:FW)− 同上。シュートまでの過程はビエリ似で良かった。高額でレンヌへ移籍。
■マジョルカ
- スタンコビッチ(ユーゴ:LOM)− ラツィオにいる同名選手じゃない。左サイドで切り込み突破を何度も見せていた攻撃のスパイス。マルセイユへ移籍した。★
- ロメロ(スペイン:LB)− 左サイドでのスタンコビッチとのコンビ。スタンコビッチがドリブルでつっかけて相手をビビらせ、外からロメロが回りこむ。
- エンゴンガ(スペイン:VO)− ラウレンとのボランチコンビ。中・長距離パスを散らすプレーメーカー。★
■サラゴサ
- ミロシェビッチ(ユーゴ:FW)− ソシエダのコバチェビッチと同様、テクやキープで頭抜けていた。ユーロ得点王も納得。★★
- ジャメーリ(ブラジル:FW&OM)− 元柏レイソルのテクニシャン。テクでFデブールから二枚のイエローを引き出して退場させたのには喝采しきり。
■Aマドリー
- パンティッチ(ユーゴ:OM)− 正確なパサー。チーム全体としてはジュニーニョよりもフィットしてたと思う。
- カミネロ(スペイン:OM)− 長身だけど足回りは安定&安心。城と一緒にバジャドリーでもやってたね。★
- ビエリ(イタリア:FW)− そこのけそこのけビエリが通る。★
- アギレラ(スペイン:RB)− 右からガンガン、突貫突破。
- モリーナ(スペイン:GK)− こんな前に出るGK、他に見たことない。かくしてラウールのループの犠牲に。でも見えないピンチも救ってる。
■エスパニョール
- ポッセ(アルゼンチン:FW)− 西澤移籍でおなじみのエスパニョール。んでも丁度ポッセが良すぎた時期で、西澤が少し気の毒だった。
- セルヒオ(スペイン:VO)− ボランチで安定した球さばき。いかにもイルレタが好みそうと思いきや、本当にデポルティボ入りした。ただし守備では淡白さもある。
■バジャドリッド
- ビクトル(スペイン:FW)− 小気味良くどこにでも出没してボールに絡む小兵ドリブラー。城が来る前から目立ってた。
■アラベス
- コントラ(ルーマニア:RB)− 右SBなのに何度もテクでドリブル突破する姿は素敵。はじめから右MFで使えばいいのに、と思いつつ。
■ラシン
- ムニティス(スペイン:FW&OM)− ゴール前で待ち構える新星サルバに注目していたはずが、いつのまにかドリブル突破をみせるムニティスに注意がそれていた。そしてレアルへ。
■ビジャレアル
- クライオベアヌ(ルーマニア:FW)− 長身で分け入っていくドリブラー。ソシエダから移籍した。
オランダリーグ
ESPNスポーツチャンネルで一時期見てた。ボールキープとGKへのバックパスが特徴。
■アヤックス
- ババンギダ(ナイジェリア:RW)− 右サイドの弾丸、速すぎて反則。明らかに他とはレベルを越えたスピードにマルディーニも困惑を隠せず。★★
- オーフェルマルス(オランダ:LW)− 頼むから左サイドで使ってくれ。一番好きなウィンガー。★★
セリエA
WOWOWのビデオを知人に借りたり、セリエAdgを見る程度なので、あまりコメントできないリーグ。んでも中田ペルージャはよく見てた。
■インテル
- シメオネ(アルゼンチン:VO)− 大事な試合で妙に点を入れてる強ヘッダー&ボール強奪者。汚い以前にメチャ巧いじゃん。ただしダイレクトパスは少ないかもしれん。★
■ACミラン
- セルジーニョ(ブラジル:LOM&LB)− サンパウロでは左SBで足元の巧さを感じさせるプレーをしてた。ミランではサイドMFとして暴れてる。★
98フランスワールドカップ
全チームの第一試合を見ての感想は、圧倒的なフランスとオランダの力だった。オランダとブラジルの試合には痺れた。
- ランバート(スコットランド:VO)− ランパードやランベルではなく、スコットランドのランバート。元ドルトムントの欧州一経験者。中盤底でのテンポ良い散らしでリズム作り。
- ディ・ビアッジョ(イタリア:VO)− 底からナイスな中長距離パスで、攻守の起点となる活躍を見せていた。★
- デサイー(フランス:CB)− 1対1での圧倒的な勝率!無慈悲なまでの鉄壁ぶり。★
- プティ(フランス:VO)− この大会でのフランスの発見。ギリギリで代表招集されたはずが、いつの間にやらスタメン定着。それも納得のいく、攻守にわたる精力的な働きだった。彼が大会ラストゴールを飾ったのも象徴的。 ★
- Rデブール(オランダ:OM)− オランダ攻撃の中心だった。こんなに良い選手だったっけ?、と。★
- ゲオルゲ・ポペスク(ルーマニア:VO&CB)− ルーマニアの最後尾の締め。クライフ時代のバルセロナでも奮闘していた記憶がある。★
リベルタドーレス杯&ラテンアメリカ
■リバープレート
- ガジャルド(アルゼンチン:OM)− リバウド級化け物の発見。リバープレートを見るたびに感嘆するキープ&パス。オルテガやアイマール、ベロンよりも古典的な10番を感じさせるプレーをしてる。★★
■ベレス
- バセーダス(アルゼンチン:OM)− 彼がボールを持つと落ちついた。ニューカッスルに引き抜かれたが、その後は評判を聞かない。
アジア杯2001
- アル・テミヤート(サウジアラビア:OM)− この大会のMVPでわ。小技がきいてるぅ。W杯でのサウジアラビアが楽しみになった。
2001、2002
- マカーイ(オランダ:FW)− 「マカーイのゴール集」というビデオがあったら買うと思う。なにげないシュートが上手くて速い。クライファートよりマカーイ派。
- ネドベド(チェコ:OM)− 勝利に一番必要なのはこういう選手なんだなぁ、と思う。
その他、重点ウォッチ対象
Sコンセイソン(EURO2000:得点を取るツボを心得ている)、パンディアニ(デポル)、ギグー(ローマ)、フォルラン、ラムーシ(EURO96:中田を見た印象は「ラムシに似てる」でした)、キエーザ(サンプ時代:スカッと爽快)、アレックス(パルメイラス)、Sアンデルソン(バルサ時代)、ソルスキア(マンU:シュートうますぎ)
▼カペッロのレアル時代
スーケル
ミヤトビッチ
ラウール グティ(ビクトル)
セードルフ
レドンド
Rカルロス パヌッチ
イエロ アルコルタ
イルクナー
▼4−2−3−1のハシり、イルレタ時代のセルタ
ファン・サンチェス
レビボ カルピン
モストボイ
マジーニョ デュトュエル
ベルヘス サルガド
ジョロビッチ エッゲン
デュトルエル
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