1998年のJ



1998年総評

1 ジュビロ磐田 78
2 鹿島アントラーズ 74
3 清水エスパルス 70
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4 横浜マリノス 64
5 名古屋グランパスエイト 63
6 浦和レッドダイヤモンズ 61
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7 横浜フリューゲルス 51
8 柏レイソル 47
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9 セレッソ大阪 44
10 サンフレッチェ広島 43
11 ベルマーレ平塚 42
12 ヴェルディ川崎 39
13 京都パープルサンガ 39
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14 コンサドーレ札幌 35
15 ガンバ大阪 30
16 ジェフユナイテッド市原 25
17 ヴィッセル神戸 25
18 アビスパ福岡 21



■結果的には「6強」
磐田、鹿島、清水。ちょっと落ちて横M、名古屋、浦和。
この6チームが他12チームに大きく差をつけた。
1st stageはこの6チーム−浦和+川崎の6チームが、
2nd stageはこの6チームが優勝争いを繰り広げた。

■2番手グループ
以下に挙げる第3グループと大差はないのだが、一応ここでは
横浜F、柏の2チームとする。5割の成績に終わった。
去年あれほど強かった横Fと柏がここまで落ちるとは…。

■3番手グループ
C大、川崎、広島、平塚、京都

■4番手グループ
札幌、G大、市原、神戸、福岡



■磐田
・第1グループの中でも頭一つ抜けた総合力を持っていたのがジュビロ磐田。グランドチャンピオンは鹿島との相性の悪さ(今期5連敗)によって逃したが、鹿島戦を除けば他チームを圧倒した。
・ドゥンガが特に凄かった。
・両SBのポジショニングが高かった。古賀と服部の両翼。

■鹿島
・ダブル司令塔:ジョルジーニョとビスマルクのスーパープレイ+柳沢
・骨折禍:増田、マジーニョ、ジョルジーニョ、本田、熊谷。
・伸び悩み:小川&栗田(京都)、鬼木(川F)、熊谷、阿部、室井、中田
・期待枠:小笠原、本山、鈴木(市原)、平瀬+池内(リオ)
・GK高桑の安定感。これまでの鹿島(古川→佐藤)になかったレベル。

■清水
・アルディレス3−6−1、3年目の結実
・サイド突破まではいい。ロペス(平塚)のようなヘディングの強いCFがいれば…。
・長谷川、ファビーニョともに突破役。
・オリバ無双+澤登のテクニカルな2列目。
・大きな展開をするのはサントス。サントスの運動量と守備の不安を伊東がカバー。
・右から安藤、左からアレックスがガンガン突破を図る。
・ボール支配率は磐田並みだが勝負パスが少ない。ここはドゥンガの分?

■横M
・小村+井原+川口の守備の安定感は変わらず。
・サリナス→安永での得点力低下、そしてゴイコエチェアの大ブレーキ
・左SB神田は攻撃的、右SB野田は守備的
・中村、上野だと一皮剥けてない感じ
・城のヘッドを意識したバルディビエソのプレーが良い感じ。

■名古屋
・福田+岡山の活躍←→平野、アルーといった突破力のある選手は生きず。
・ボランチの外国籍選手:ウリダ、バウドのフィットも今一つ。
・中谷、鈴木、石川でコマは揃った。

■浦和
・小野の分をペトロビッチと石井がカバー
・岡野+大柴でカウンター色は抜けず。 ■横F
・レシャック1年目、大改造中。
・良い選手揃いのバルセロナのサッカーを日本でするのは?



■1998チャンピオンシップ
【第1戦】
H:磐田1−2V鹿島(国立)
室井のハンドPKと室井のCKこぼれ球決勝弾の自作自演。(TV)

【第2戦】
H:鹿島2−1磐田(カシマ)
秋田のヘッド+ビスFK。後半ビス退場+藤田ループで食い下がられるが勝利。後半途中交代のドゥンガの姿が淋しかった。(TV)



■1998天皇杯

【決勝】
N横F2−1清水(国立)
横F最後の試合。久保山+吉田で有終の美を飾る。この年、終盤の吉田の活躍は凄かったが、あまり取りあげられないのは何故なのか。(TV)