【優勝争い】
サントリーステージは鹿島が独走して優勝を決める。最終成績では2位と1勝差だが、これは鹿島が優勝決定後に連敗したため。最多得点、最少失点の快進撃だった。2位は川崎、3位は横浜Mで、ここは終わってみれば下馬評の通り。4位は清水。
ナビスコ杯とニコスステージは清水と川崎の激突になり、清水の善戦空しく川崎が強さを見せつけて2冠を達成した。川崎が敗れたのは第1節の横浜M戦と第8節の清水戦だけで、16勝2敗という鬼の成績を残した。2位:清水は14勝4敗。清水の18試合9失点、川崎の同10失点という数字は物凄い。
3位は横浜M(とは言っても、たかが10勝8敗)、4位は鹿島。つまり上位4チームの顔ぶれはサントリーと変わらず、他の6チームはステージでの勝ち越しすら達成できなかった。
【タイトル】
MVPはカズ。アルシンドが得点ランク2位&アシストランク1位をマークしたことを考えると、この受賞にはやや疑問が残る。しかもアルシンドはベストイレブンにすら入っていない。選考から外れた理由が素行の悪さだとしたら、あまりにも選考基準がショボいぞ。
得点王は32試合で28点のディアス。ディアスはニコスに入って2試合連続ハットトリックを記録し、長期出場停止をくらったアルシンド(22点)を抜き去った。ちなみにカズは3位の20点。
【チーム別】
鹿島はアルシンドが鬼神の活躍。川崎はニコスからビスマルクが加入して無敵になった。清水は長谷川や向島がチャンスを作りエドゥーが決める印象。トニーニョは怪我であまり出場できず、3得点にとどまっている。横浜Mにはディアスとビスコンティがいたが、清水監督の効果で?躍進できず。
広島、横浜Fは中庸という他はイメージ無し。市原にはリトバルスキーがいたものの成績奮わず。G大阪は釜本+磯貝でグダグダ。
2弱と言えるのが名古屋と浦和。名古屋ではジョルジーニョとガルサが奮闘していた記憶がある。浦和はフェレイラとモラレスがグダグダで苦戦したと言われているが、両外国人が去った後もグダグダだったので、それだけが理由ではないだろう。
■1993サントリー
【第1節】
H:川崎1−2横浜M(国立)
当時はJが開幕したことすら知らなかった。(D)
H:鹿島5−0名古屋(カシマ)
アルシンド→ジーコの得点はNHKでのJリーグ放送オープニングでお馴染み。ジーコ3点、アルシンド2点。(D)
【第15節】
H:鹿島3−1横浜M(カシマ)
優勝の行方を決定づけた一戦。鹿島は横浜Mに強く、特にアルシンドは横浜M戦でよく点を決めた。この日アルシンドは13点目、14点目をゲット。(D)
【第16節】
H:鹿島2−0浦和(駒場)
この試合で優勝決定。アルシンド不在で良いサッカーはできなかったらしい。気が抜けたのか、この後の2試合は敗戦。(D)
■1993ニコス
【第1節】
H:横浜M3−0川崎(三ツ沢)
読売が日産に勝てないジンクスはまだ続く。(TV)
【第3節】
H:川崎2−1鹿島(等々力)
8月4日か。Jの試合を真面目に見た初の試合なので感慨深い。得点者はカズ、ラモス、アルシンド。青雲サッカーから帰ってきてホウレン草を食べながら見た。(TV)
【第5節】
H:G大阪2−1横浜M(万博)
ブルガリア人メトコフが来日デビュー戦で2点を奪った。ただしメトコフは期待させといて結局この2点だけだったという罠。山際淳司&斎藤英津子コンビのNHK「サタデースポーツ」「サンデースポーツ」が懐かしい。(D)
【第8節】
H:清水0−0川崎(岩手)
鉄壁守備でのPK勝ち。7勝1敗(横浜Mによる)の川崎に土をつけた。やりなおしPKを再び止めるシジマール萌え。Yeah!(TV)
【第11節】
H:川崎1v−0横浜M(国立)
ジンクスは破られた。(TV)
【第12節】
H:鹿島3−2横浜M(カシマ)
ディアス2点先取も、アルシンド2点で同点、ジーコで逆転。何故かこの試合は0−2になっても安心して見ることができた。勝つべくして勝ったという印象。(TV)
【第16節】
H:川崎1−0清水(国立)
12/01の試合。ナビスコ杯決勝の同一カードから一週間後、また負けた。(TV?)
■1993ナビスコ…この年のナビスコはこの位置かと。
【準決勝】
横浜F1−2川崎(国立)
W杯最終予選の影響を受け、川崎は若手組を起用したはず。藤吉2点のうち1点はオーバーヘッドじゃなかったっけ。(TV)
【決勝】11/23
清水1−2川崎(国立)
前半1−0から逆転。川崎強し。(TV)
■1993チャンピョンシップ
【第1戦】
H:鹿島0−2川崎(国立)
川崎の強さだけが目立った。(TV)
【第2戦】
H:川崎1−1鹿島(国立)
この試合の前に「サンデーモーニング」を見たっけ。第2戦からジーコ復帰。前半、アルシンドの神ゴールで先制して望みを繋げたが、川崎のゴールは遠かった。そして唾吐きでジ・エンド。(TV)
■1993天皇杯
【1回戦】
川崎5−0北海道電力(尼崎)
5点取れるのが川崎の凄さ。(TV)
【2回戦】
鹿島6−1東北電力(カシマ)
ジーコのジャンピングヒールボレーが炸裂した。上に北海道電力もあるんだけど、電力会社って暇なの?(D)
【決勝】
横浜F6−2鹿島(国立)
川崎を準々決勝で叩いた横浜Fがそのまま優勝。延長で4点取られた。昔から鹿島はイチかバチか勝負を賭けるのが好きだったワケか。(D)