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卓上フライス盤 MOTHMACH ML2の改造


検索から来られた方・ロボザックの改造へ

卓上フライス盤 MOTHMACH ML2  2013.11.19  購入。

2013年11月22日から改造を始めました。

*ボールネジを外す時の取り扱いを掲載。
作成 2013.11.22


11月19日

11時50分頃、写真の木箱が配達されました。

卓上フライス盤 MOTHMACH ML2 です。

Quantum BF 16 で、ドイツ系の設計で、ヨーロッパで多く販売されているようです。

6月20日に入金してから、今日まで、長すぎると、注文したのを忘れるくらいになります。

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11月20日

三つに分解して、2階の部屋に運び,見える部分を簡単に清掃しました。

分解して、感心したのは、ジブ調整機構です。

X-1しか知らないから、こんな簡単にジブ調整ができるとは、いい経験しました。

明日にでも組み立てて、動かしてみます。

後日、改造するのが楽しみです。


L・H 切り替え用のギアは樹脂製です。


11月21日

組み立てて、動作テストをしました。

前面の透明カバーには、磁気センサーがついていて、カバーがずれると動きません

本体側に100均の超小型マグネットをつけて、カバーに関係なく動作させました。

(スイッチを押しても動作しなくて、秘密基地さんにメールしたら「透明カバーにセンサーが付いています」と返信メールが来たのは、ナイショなんだけどぉ・・・。

カバーはほとんど見ていなかったー・・・。

動作音はギア駆動のため、五月蝿いです。

DCブラシモーターですが、卓上旋盤と同じモーターなので静だと思います。

X-1と比べるとすべてにおいて骨太な感じです。

この後、すぐバラしました。

明日から、改造の準備です。




11月22日

今日から改造します。

写真のギアも樹脂製です。

ベルト駆動に改造予定ですが、プーリーの取り付けができない構造です。

スピンドルの上部を受ける部分の改造が必要です。

何か良い方法を考えます。



アンギュラベアリングのカバーは2個の丸穴で回すのですが、レンチがないので、左のような治具を作りました。













直径85mmのベアリングです。
ML2のスピンドルです。

スピンドルのベアリングを交換しようと思いましたが、単列円すいころ軸受け・NSK HR32005XJを使用していたのでやめました。
一番上のスピンドルを支える部分は、直径85mmのベアリングとマニュアルの部品表には7007ACと記載してたのですが、実際は、6007zでした。

このスピンドルを見て性能の良さを感じました。

ベルと駆動に、写真のばねを無くしてしまうと簡単ですが、クイルの上下に支障が出ます。

X-1があるので、いい方法が出るまで、待ちます。

11月23日

自作の油圧プレスでベアリングを抜きます。

さすがに5トンだと簡単に抜けます。



一体型のギアにベアリングを入れてました。







プーラーでギアを抜きます。

写真3番目の変則用ギアは、樹脂製です。

スピンドル以外の取り外したベアリング2個は交換します。

ヘッド部品はすべて取り外しました。









11月24日

今日は、本体の塗装と電装品を全部はずしました。

プーリー駆動の方法を考え中ですが、クイルを上下させるのは難しいです。



11月29日

ヘッドを除く塗装が終わり、ヘッドの改造部品などの到着を待っています。

この、フライス盤と卓上旋盤は、秘密基地からの購入ですが、他の方々のブログなどに書かれている、バラしてみたら「バリがあって、修正しました」とゆうことがなく、良い機械だと思います。

12月3日

モノタローに注文していた部品が届きました。

ベアリングとバネを交換します。








12月4日

プーリーを取り付ける部品を直径40mmから削りました。

プーリーの取り付け部分が左の写真では、40mmありますが・・・・・・・




12月5日

プーリーの取り付け部分が、20mmになりました。

3枚目の写真で、クイルが上下することを確認しました。




12月12日

Z軸のシャフトを日本製の台形ネジ(東洋シャフト)に交換する準備です。

12月13日

Z軸の台形ネジからベアリングを外しました。




12月15日

ML2に使用するモーターが来ました。

日立の三相・400Wです。









Z軸の台形ネジとナットを日本製の台形ネジ、箱形ナット(BTM形) 東洋シャフト製に交換します。
12月16日

日本製の台形ネジを加工する前です。



12月20日

モーター取り付け台の調整と塗装をしました。





12月21日

支柱上部にある、Z軸のハンドルを移動する加工です。

使用ギアの選定ですが、インターネットで調べて・・・・・

ストレートベベルギアと比べて、噛合い率の向上から、回転がスムーズになり、騒音、振動において優れた性能を持っています。

スパイラルマイタギアを使用します。






12月22日

35mmのホールカッターで19mmの鋼板を開けました。

X-1で取り付け部分の加工です。



12月24日

支柱も35mmのホールカッターで開けました。

Z軸手動ハンドルのクラッチ機構を作成しました。

来年春頃になりますが、CNC化で、モーターと手動ハンドルを切り離すためです。
12月25日

手動ハンドルの動作テスト中です。



12月26日

完成して、この後、塗装をします。











12月27日

写真の様に8割方出来ました。

Z軸ハンドルに、スパイラルマイタギアを使用して良かったです。
バックラッシュが少なく感じました。

オリジナルマインドから購入
スパイラルマイタギヤ S45C 協育歯車製
M1S30R*2610
M1S30L*2610
2個1組で使用します。


ヘッドが30kg位あるので、ガススプリングを使用しないと大変です。

ガススプリングの圧力を考えて、購入は来年になります。

テストで三相・400wのモーターを回してみました・・・・・”静かです”購入時の運転とは雲泥の差です。

私の機械の中で一番静かになりました。

やはり、Vベルトは静かですが、静かになったのは、今までの経験から、スピンドルの上部を支えるベアリングを日本製に交換したのもあります。

12月29日

回転計を取り付けて写真を取ったとき、カメラの故障に気付いて点検したのですが、絞りを調整する回路の故障で、買い換えます。

暇な時に分解してみます。

オートで撮ると白くなるので、この写真は手動でISO50にしていますが横縞が入っています。

写真で見てもVベルトをA型にしたので、太く見えます。

プーリーはA型プーリー・101.6mmと76.2mmを使用しました。

2014年1月9日

この大きなモーターを使用すると、ヘッド重量が35kgになり、ガススプリングをつけても大変です。

1月16日

10kgのモーター使用を中止します。

写真の付属していたモーターとモーターコントロール基盤を使用します。



1月22日

主軸ヘッドのバランスウェイトを製作しました。





1月24日

バランスウェイトの取り付けです。






2月9日

既存のDCモーターで動かすタイミングプーリー(直径が115mm)を取り付けました。








動作テストをしましたが、既存のギア駆動よりかなり静かですが、インバーター駆動した400W交流モーターとVベルトと比べると音が大きいです。

今までの経験では、タイミングプーリーよりVベルトのほうが静かです。

DCモーターの最大トルクは停止時と過大負荷で動けない時ですが、120回転で回し、かなりスロー回転に感じますが、皮手袋で止めようとしたのですが、止められませんでした。

いずれ、サーボモーターーに交換したいですが、この、DCモーターは力があります。


2月23日

ボールネジを使用することにしました。






Y軸用のボールネジはベースを削らないと取り付けができないため切削しました。

X軸も削らないと取り付けできません。

X軸はかなりの改造が必要で、どうしようか!思案橋ブルース
2月26日

ボールネジの加工処理方法を考えていたのですが、「ボールネジ取り扱いのポイント」を掲載しているホームページを見つけて、治具を作成しました。

写真左のボールネジと右下が作成した治具です。

ボールネジM14の谷径11.50mmなので、治具は10.60で作成しました。

(材料は、以前ボール盤用のスピンドルを作成した時失敗したのを利用しました)

*後日、安全のため、10.60にビニールテープを巻いて、11.30位にしました。
作成した治具の拡大で、M4のネジを取り付けています。

ボールネジに最初からあるM4ネジ穴。

ボールネジと治具をネジで接続します。
ボールネジと治具を接続した状態です。

ボールナットが治具のほうに移動しました。

このとき、思ったのですが、ボールネジを切断した時は、ネジを切らなくても穴を開けただけでよいと思います。



3月1日

Z軸用ボールネジの加工をしました。

Yj軸は良いのですが、X軸のボールネジ化は大変です。

X軸の軸受け部分をかなり変更しなければなりませんので、思案中です。


3月5日

X軸テーブルの改造
3月6日

X軸テーブルの改造



3月7日

普段は卓上グラインダーを入れている箱を使って、硬いボールネジをグラインダーで切断しましたが、簡単でした。

後日、加工します。



3月22日

Z軸をボールネジに改造しました。

CNC化に向けてステッピングモーターも取り付けました。

X軸のボールネジ改造は、まだ、思案中!







3月31日

写真1枚目は、X軸改造のため、サドルを切削。

写真3枚目と4枚目で、Xj軸のボールネジ取り付け完了。

難関だったX軸のボールネジへの変更、時間がかかりましたが、やっとできました。

X軸の空間20mmに、ボールネジのナットの高さが、36mmもあるので、一時は、諦めましたが、今日、アイデアが浮かびました。

残るは、Y軸です。


4月1日

X軸の調整。





4月2日

Y軸のボールネジ取り付け中。

4月4日

XY軸のボールネジ取り付け完了しました。

後日、足りないねじを購入して、微調整します。



4月28日

単相200Vのサーボモーターを駆動するのに、写真のトランスを購入しました。

7.5A,12.5kgで重いです。

X-1のテーブルに載せて、大きさを比較してみました。

5月11日

ML2のX軸をギヤを使用したクラッチ機構に改造。





5月25日

ML2のY軸もギヤを使用して改造し、駆動用モーターも取り付けました。





5月26日

Y軸のギヤは、モーターとハンドルの間隔を空けるため、大きいギヤになりました。



















5月28日

Z軸も取り付けた全体です。






6月6日

100mmの精密バイスを購入しました。

6月13日

一度組んだベルとドライブですが、再考しています。

ステッピングモーターは、オリジナルマインドさんから、5個・6,930円で購入した、日本サーボ 2相ステッピングモーター KH56QM2-801です。

動作テストではヘッドを軽々動かしました。




6月20日

コレットチャックとコレットのセットを購入。

16個あるので、ドリルチャクは使わなくて良いです。






7月17日

モーターはサーボモーターに変わりました。

X軸、Y軸のギアをリード2からリード5に変更になったのに合わせて減速しました。

写真の通りで、ハンドルメモリがそのままで、使用できます。







7月18日

ギアボックスの上部に透明の塩ビ板を取り付けました。



7月27日

操作盤・コントロールボックスに使える箱が手に入ったので、配線を出し入れする穴を開けています。

先日、作成した、ボール盤が役に立ち、40cmは、余裕で入りました。



7月29日

回転計を取り付けてみました。

7月30日



8月15日

リレー基盤を作成してみました。

箱には、入りますが、半導体で、作り直します。

タイミングプーリー・タイミングベルトで回しましたが、やはり、五月蝿いので、Vベルトに交換します。






後日孝、リレーが余っているので、そのまま取り付けました。
8月26日

サーボモーター用のコントロールボックスが完成しました。



8月27日





10月1日

スイッチの取り付けミスで、取り付け位置を変更しました。







10月4日

CNCコントロールボックスが8割くらい完成しました。

後日、リミットスイッチ等のセンサー関係の配線をします。

このUSB CNC controllerインターフェイス基板はソフトライセンスとセットで20、000円以下でした。

10月6日

初めてのCNC切削です。

Gコード・ソフト・ハード・・・これから勉強です。



10月13日

モーターの送りを直結からギヤによる減速(1/2.5)二変更しました。

この変更で、Z軸も余裕で動くようになりました。














私が使用しているCNCソフト「USB CNC controller」です。

使用されている方が少ないようですが、CNC構築の価格が安かったので購入しましたが、十分満足のできる商品だと思います。

USB CNC controllerインターフェイス基板とソフトライセンスのセットに1軸用ステッピングモータードライバ バイポーラ用を3個で、30500円です。

キデッジショップページで購入しました。







10月28日

各軸の減速機構です。

11月5日

これで、綺麗な円が書けました。

昨年の11月17日にML2が到着して、もうすぐ1年になります。

ML2の基本改造とCNC化で1年です。

まだまだ、改造は続きます。














11月18日

上から3枚の写真は、Z軸のステッピングモーターを、CNCと関係なく動かすために作成しました。

秋月電気で購入した、1kHz〜30MHzまでの周波数を抵抗で可変することができる小型オシレータのキット・LTC1799モジュール基板を使用しました。

スイッチは、離すと戻るタイプで、後日改良します。

Zj軸が手動と同じ感じで動かせるので快適になりました。

写真4枚目からは、以前、紹介した、CNCコントロールとサーボコントロールですが、想定よりケースが小さくなり、ゴチャ・ゴチャになりました。





11月28日

SUNX フォトマイクロセンサ PM-K53を使用して、リミットセンサー(XYZ)を設置しました。








12月6日

CNCで初めての作品、モーターハンドルを作成しました。

写真を見ただけで解る!卓上CNCで有名な方の真似をさせてもらいました。

ありがとうございます。




12月8日

CNCでハンドルの切削中。


12月13日

12月6日に製作した、ステッピングモーターのハンドルですが、バランスを考慮して、丸型のハンドルを製作しました。

回転させると、音質が変わりました。

片手ハンドルより静かになったのです。

やはり、片手ハンドルは、バランスが悪く、性能に影響があると思います。

変更して、良かったです。








12月14日に気がついたのですが、モーターの温度も低くなったようです。

12月31日

今年中にCNC卓上フライス盤が完成し、CNCの素晴らしさがわかりました。

来年も改造を続けます。
2016/3/30

ML2CNC

これからも改造をつづけます。

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