卓上フライス盤「X-1」の改造U


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小型卓上フライス盤 X-1 2012.6.23 購入の初心者です。

2013年9月15日から大改造を始めました。
作成 2013.10.11


9月15日

X-1 を分解整備することにしました。

Y軸のシャフトを日本製の台形ネジ(東洋シャフト)に交換する為の加工をしました。

東洋シャフトのナットを写真のように加工しました。

後日、X軸、Z軸も作成します。
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9月17日

分解塗装の準備で、写真の黒い部分は、さびを科学的に処理するものを塗って黒く変化しました。

全体に紙やすりをかけました。





9月20日

写真のヘッドの部品を全部取り、塗装しました。

明日、もう一度塗ろうと思っています。





9月24日

21日に2度目の塗装をしました。




















9月25日

今日、組み立てます。

今回は、写真のように、すべての部品を外してバラバラにしました。

写真の1枚目はクラッチ機構、写真2枚目はスピンドルの上下機構です。

X-1で、ここまで解体した写真は見たことがなかったので、参考になり、この値段で上手く作っているな〜と思います。

私は、子供の頃から中身が気になりバラして、元に戻せなくて怒られました。

これから、楽しい組み立てです。

モーターの取り付け部分は大幅に変更するため、プーリーなどの注文品待ちです。



10月2日

写真の1枚目は、モーター、プーリー等を収める台作りです。

台の鋼板は、厚さ9mmの熱延べ鋼板で「鉄板コンビニ」で購入しました。

鋼板は、重いのですが安いので使用しました(製品代は2枚で1428円9mm,220mm,170mm)。

円はホールソーで開けました。

穴あけの位置だし、ストッパー部分の穴あけ等は写真の超小型ボール盤を改造したフライス盤を使いました。






2枚目の写真は、今回使用するVプーリーとVベルトです。

Vプーリーの外径は、私が使用している卓上ボール盤のプーリーの大きさを参考にして、88.9mm,63.5mmにしました。




10月3日

モーターの取り付けに、オリジナルマインドで購入した「NB スライドウェイ SV4080-7Z」を使用しました。







10月4日

モーターと台座に取り付けた「スライドウェイ」の動作テストです。

スムーズに動きます。











10月5日

モーターと台座に取り付けた「スライドウェイ」の動作テストです。

10月6日

穴を開けたプーリーです。



10月8日

プーリーのキー溝を作成します。

自作の鋸盤に鋸刃4枚を取り付けて削ります。

キー溝は4mmで、鋸歯4枚で、3.8mm位になり、後は、鑢で仕上げます。

キー溝の出来上がりです。

そのうち、キー溝切削工具を製作します。

キー溝に入れて確認しました。
台座の塗装済み5日後です。






10月9日

今日から組み立てです。




黄色の矢印がスライドを固定するネジ部分です。
10月10日









プーリー取り付けの台座の前面に、オリジナルマインドから購入した、塩ビ板5mm(透明)、を取り付けました。

今まで取り付けていたガススプリングをモーターの後ろ側に取り付け、今まで以上に上下のバランスがよくなり、動作がスムーズになりました。






10月11日

引きネジ用のレンチを作成しました。

レンチの穴あけも超小型ボール盤改造フライス盤で削りました。

今まで、アルミなどの軽切削に使っていたのですが、鉄でも結構使えました。





厚さ5mmの鋼板に6mmのドリルで開けるテストをしました。

今までと比べ、静かで、格段の性能アップになりました。

今回の改造と補強で、X-1の重量が、56.1kgになりました。

今回の改造に至ったのは、同じ鋼材を同じドリルでの切削で、改造した、卓上ボール盤(GTTB-13SP)に及ばなかった為です。

卓上ボール盤(GTTB-13SP)
モーター・・・三相・200v・200w・インバーター駆動
Vプーリーで減速しているので、500w相当。

今までの改造卓上フライス盤X-1
モーター・・・200v・400wインバーター駆動
タイミングプーリーで減速しているので530w相当。

動力性能は、同じくらいで、重量も2倍近く重くて、ボール盤に負けるのは、プーリーとVベルトだと思い、今回は、VプーリーとVベルトの組み合わせにしました。

プーりー径も卓上ボール盤(GTTB-13SP)の一番大きな径に合わせました。

今回のプーりー比で、560w相当になりました。

今回の改造で、タイミングプーリーと比べ、格段に静かになり、プーりーが大きくなったためと思いますが、テスト切削で、格段の性能アップになりました。


←今まで使用していたタイミングプーりーとVプーりーですが、この大きさでは力が伝わりません。


写真ではわかりづらいですが、大きさは倍以上違います。
タイミングプーりー径・・40mm・30mm

Vプーリー径・88.9mm,63.5mm

CNCの位置制御の使用するならタイミングプーリーだと思いますが、スピンドルを回すだけなら、Vプーリーだと思いました。

値段も安いし、Vプーリー2個とVベルトで、1,632円でした。

タイミングプーリーで、この大きさなら、何倍もします。

今までも使用していたZ軸用の微調整を取り付けました。



10月12日

現在、写真の制御盤で、卓上フライス盤X-1、卓上ボール盤、卓上鋸盤、鉄鋼用に改造した・卓上バンドソーRBS-10の4台を動かしています。

X-1は近いからいいのですが、他の機械は操作に不便です。

近いうちに新しい制御盤を作ろうと、考え中です。

とりあえず、臨時に、下の写真のロボザック(ロボット)のリモコンでON,OFFできるようにしました。

以前、紹介した、簡単な音声制御もできます。





今まで使っていた回転計を取り付けました。
11月1日

新しい制御版ができましたが、後日、改良の予定です。

11月3日

X-1にスイッチを取り付けました。

先日、回転計が故障したので部品待ちです。



11月6日

X-1にスイッチを取り付けて完成しました。
12月6日

X軸のシャフトを日本製の台形ネジ(東洋シャフト)に交換しましたが、加工中の写真を忘れました。

手に伝わる感触が違います、Y軸と同様、交換する価値があります。

測定はしていませんが、バックラッシュも少なくなりました。

2014年6月11日

ML2用に購入した精密バイスで、ML2の改造中です。

X-1はML2で使用していたガススプリングに交換しました。
2015年1月3日

X-1のZ軸を改造しました。

CNC化に向けて、Zj軸を16mmの台形ねじに交換と取り付け位置を変更しました。

直接ヘッドを動かして、精度を向上させます。

2016/3/30

現在のML2とX-1

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