監督特殊連関とは

本ページで使う略語:CO→監督。AC→アシスタント・コーチ。GC→ゴールキーパー・コーチ。PC→フィジカル・コーチ。


■01:序
監督リストから新たな監督と契約した際や、
既に雇っているコーチを監督に昇格させた際に
特定のコーチを高確率で連れているパターンがある。
有名な例としては、
『韓国人CO/ACチョ・ウエンがオランダ人GCハーナーを連れてきて、
 次にハーナーがACオフタスを連れてくる(そしてキャンプ地ドーハが追加される)』
『オランダ人CO/ACヤンスがオフタスを連れてくる』
という事例が挙げられる。
こうした特定のパターンを『(監督特殊連関』と名づけ、本ページで扱う。



■02:特殊連関が発動しない場合
以下の『阻害要因』がある場合、特殊連関は発動しない。

阻害要因01:解禁条件 → コーチが出現する解禁条件に達していない場合
ミクレスやザガリオといった稀代の名将をゲーム最序盤の1〜3年目に目にした人はいないだろう。
前作サカつく3の攻略本でも『監督・コーチには解禁年数が設定されている』旨の記載があり、
今作でも解禁年数が設定されている可能性は高い。
サカつく2002でも大物監督は20年目以降に解禁されるようだ。
年数以外にも、格やチームステータスなども解禁条件になってるかもしれない。


阻害要因02:他チーム監督就任 → 既に他チームの監督に就任している場合
他チームの監督名は、PC→情報→クラブ情報→他クラブ選手→(中略)→チーム選択時に△詳細表示ボタンで確認可能。
現時点で他チームの監督をしている人物が、時を同じくして自チームの監督やコーチ候補に挙がることはない。
このため、特殊連関の調査を厳密にするには自チーム以外の全チームの監督確認が必要となる。
しかし、毎月全チームをチェックするのはあまりにも大変なため、
自分の場合は主要コーチの就任状況を一度把握したら、
他チーム監督が大きく変化する6月→7月の変化のみの把握に留めた。
また特殊連関のリセット調査では6月→7月移行時を極力用いないようにした
(7月は監督リストの候補者数が一番多いというメリットもある月なのだが…)。

なお、6月まで他チームの監督に就任していたコーチでも、
7月に他チームの監督から外れてすぐ同月の新監督/新コーチ候補に挙がりうる。


★本当にコーチは二重で存在しないのか?
自クラブと他クラブ両方に同一コーチが同時に存在した例を自分は経験したことがない。
しかし他クラブだけに限るならば、あるコーチが同時に2クラブの監督になっているという
バグのような現象は珍しくない

しっかり調べると、2回に1回以上の頻度でどこかで誰かしらが二重に就任しているし、
二重就任しているコーチが複数いることもある。
他クラブ情報で隣接している箇所(札幌と仙台、湘南と甲府、ニースとルマンなど)で同一監督が就任している例もあった。
無論、似た名前のコーチの誤認(ヴァレンチーンとヴァレンティーンを同一視するなど)には注意が必要。


阻害要因03:自チームスタッフ就任 → 既に自チームのスタッフに就任している場合
当たり前の話だが、既に自分のチームにいる監督/コーチが出てくることはない。
実は特殊連関ではAがBを100%連れてきて、逆にBがAを50%ほどで連れてくるパターンが多いのだが(詳しくは後述)、
この阻害要因03により逆パターンの検証は直ちには行えない。
Aが監督&Bがコーチの状況で、BがAを連れてくることはないからだ。


阻害要因04:同月の新監督リスト/新コーチに存在 → その月の新監督リスト内や、新監督の連れているコーチにいる場合
コーチ昇格時に特定のコーチが出てくるはずなのに見当たらない場合、
来るべきコーチが新監督リストやそのスタッフにいることがある。
内部処理の順番として、その月の新監督リストとその下のコーチを選んだ後で、残った人員プールの中から
コーチ昇格時のスタッフを割り振っているためだろう。


阻害要因05:自チーム他コーチ干渉 → 自チームの他コーチの昇格時コーチスタッフになっている場合
例えばACの監督昇格時に出てくるはずのコーチがいない場合、GCやPCの昇格時スタッフになっている場合がある。

よく見られるパターンとしては、ACがCというコーチを通常100%連れてくる特殊連関があり、
一方ではGCやPCもCをランダムで連れてくる能力がある場合。
この場合、GCやPCがCを引くかどうか判定されてから、外れたときにのみACがCを連れてくる。
一般的にはPC>GC>ACの順で引きが優先判定される

しかし例外もある。
ブラジルのACフィリップ、GCイックは2人とも単独で存在した状況ではほぼ100%GCカーグンデを連れてくるが、
両者が揃っている場合はACフィリップの引きが優先される。この辺りは検証中。

特殊連関を丁寧に調査するには自チームコーチのこうした干渉を排除する必要があり、
CO、AC、GC、PCの全員を別国籍にした上で、
まずはコーチ1人ずつの統計を取るのがベストと言える。


阻害要因06:同年の新監督リストで『COとして』既出
(ここは自信なし。調査中)
新監督リストで『CO候補として』一度出てきた人物は、
一定期間を経た後でなければ再びCO候補では出てこないし、AC候補としても登場しない
この一定期間というのは、選手解雇時と解禁期間が同じで6か月かと思われる(詳しくは調査中)。
『CO候補として』というのがポイントで、
誰かの下のコーチ候補として出てきた場合はすぐ翌月でもCOやコーチで再登場しうる。

GCとPCは新監督リストでCO候補として出てくることはないため、この阻害要因は関係ない。

<検証例>
7月に新監督リストに出てきたモロッコ人COマーマデュークと契約し、
彼の下にいたモロッコ人GCイジドールとPCエリエッティもスタッフにする。
7月にすぐマーマデュークのみを解任して他のCOに変更し、
GCとPCはそのままモロッコ人コーチを留任させ、
いつマーマデュークが監督リストやコーチ候補に再び出てくるか調べてみた。
数ヶ月は監督リストでも、GC/PCの昇格時リストでもマーマデュークは出てこない。
翌年の2月になって漸くマーマデュークがAC候補として登場した。
同様の例はニュージーランドのダックバルでも経験している。
(マーマデューク、ダックバルともにCOでは何度も見かけるがACでは全く目にしないため、
 いかにしてACで出現させるか考えた末の試行だった)。


<阻害要因06の例外>
1月から2月に月を跨いだときにだけ、新監督リストが全く変わらないバグに陥ることがある。
この場合、2月以降は通常どおり毎月監督リストの面子が変わるのだが、
やはり翌年の1月から2月の月跨ぎ時に監督リストの全く変わらず、これが何年も続く。
このバグ状況下では阻害要因06は部分的に働いていない。(詳しくは調査中)



■03:特殊連関の発動確率には大きく2種類ある
○『強い特殊連関:阻害要因がなければ、ほぼ100%連れてくる特殊連関
阻害要因01〜06を考慮しても、ごく稀に連れてこないことがあるため『ほぼ』100%と表現をボカしている。
まだ判明していない阻害要因があるのか、そもそも100%ではなく95%あたりに確率が設定されているのか、今後要検証。
稀代の名将が特定の世界トップクラスのコーチを連れてくるパターンは大抵これ。

<具体例>
ヘリクソン(Swe) → ACマークレン(Eng)
イングランド代表のエリクソン監督とマクレーンコーチの関係を反映。

チョ・ウエン(Kor) → AC石倉厳+GCハーナー(Ho)
コンサドーレ札幌の張外龍(チャン・ウェリョン)監督と当時スタッフのPC石栗建(04世界ではACになっている)、GCディド・ハーフナーの関係を反映。

鈴元政也 → AC柳本正秋+GC森本信一+PC紺野敦司
ジュビロ磐田の鈴木政一監督と当時スタッフのAC柳下正明、GC森下申一、PC菅野淳。


○『弱い特殊連関:阻害要因がなくても、100%では起こらない特殊連関
それは特殊連関ではないのでは?とツッコミを受けそうだが、
完全なランダムな引きではなく、明らかに統計的に有意な引きが存在しているケース。
連れてくる確率は50%ほどのことが多いが、
20%ほどの例もあるかもしれない(調査中)。
世界トップクラスのコーチが稀代の名将を連れてくるパターンは殆どがこれ。

例としては、●があり、この場合は。

世界トップクラスのコーチの引きが●に限定されているという●のことも多い。



■04:一般的な『引き』の原則
以下の一般的な引きの原則と、特殊連関とは区別しておきたい。

(1) 同国の引きが基本
サカつく04世界では韓国籍のコーチはCO/ACが7人もいる一方で、
GCがソ・インヒョ1人、PCもキム・ナムウォン1人という偏った人数構成になっている。
例外は多いものの、基本的に同じ国籍のコーチを引くことが多いため、
韓国籍のC0/ACはGCソ・インヒョとPCキム・ナムウォン. これは特殊連関ではなく、単なる同国同士の引きだと考えたい。

その例外として

(2) 格の高い者同士、格の低い者同士が基本
その例外として

(3) 世界トップクラスのコーチを連れてこれる条件とは
〜〜これが特殊連関だと考える根拠の一つとなる。



■05:特殊連関の流れパターン
○A→B(強)かつB→A(弱)パターン
○A→B(強)かつB→A(弱)、追加でC→Aパターン

○A→B(強)かつB→C(強/弱)パターン
○A→B→C→Dパターン

○複数分岐パターン
・A→BorCパターン
・A→BorCorDパターン



■06:阻害要因がある場合の引きはどうなるか
(01) 一般的な原則下でランダムになる場合

(02) 第1候補がいないとき第2候補が用意されている場合
・強い特殊連関→弱い特殊連関に変わる場合
・強い特殊連関→強い特殊連関に変わる場合

(03) 複数分岐パターンでは分岐が1つ減る



■07:見落としやすいGC/PCの特殊連関
特殊連関で目を引くのは、やはりCO/ACがどのACを連れてくるかであり、
どのGC/PCを連れてくるか、GC/PCが監督昇格時に誰を連れてくるかは見逃されやすい。
もともとGC/PC廻りはランダムな引きが多く(=特殊連関が少なく)、
その遠因としてGC/PCに稀代の名将や世界トップクラスといった格の高いコーチが少ないことが挙げられる。

しかし


以上、■01〜■07で原則論を終える。以降は興味深い各論に触れる。

■08:現実に沿った特殊連関、面白い特殊連関


■09:最有名なオフタスの事例を考える


■10:留学先追加に役立つ特殊連関


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