歌詞に注意したい曲



 普段私は曲を聞くとき、歌詞に注意を払っていない。そもそも言葉が耳に入ってこない。
 しかし、ごくごく稀に歌詞が耳に入り、なおかつ好感を持つことがある。ここではそういう曲を羅列してみる。


気になった曲


・大きな古時計 :嬉しいことも悲しいことも みな知ってる時計さ (中略) 今はもう動かない その時計
→この曲は反則すぎる。曲を聞いて泣いたのは後にも先にもこの曲だけ。それも小学生の頃の話だから、もう許してくれ。日本語作詞:保富康午。

・Dreams Come True / あの夏の花火 :遠くから 胸震わす 音が 響いてくる
→やっぱり始めは情景から。作詞:吉田美和。

・TOM☆CAT / LOVE SONG :夜のとばりの中 まだ眠れない 心をよぎる 君への想い
→北斗の拳ED。夜のとばりって素敵な表現だと思う。作詞:TOM。

・坂本千夏 /ノーブランド・ヒーローズ :大切な瞬間を 誰かとわけあうため 神様は僕たちに 出逢いをあたえるのさ
→人は集団の中にあって初めて人間となるという陳腐な表現も、少し変えるとアラ不思議。作詞:及川眠子。

・にんげんっていいな :あったかい ふとんで ねむるんだろな
→人間賛歌というか布団賛歌。あったかな布団が嫌いな奴など居ない?作詞:山口あかり。

・ビートたけし / 風の街のジュウちゃん :言葉じゃ言えない 見えない 笑えない  お前と阿吽の呼吸をかわしたい
→世の中にはヘタウマというものがあってだな。哀愁だとか男の友情だとか、こちらが勝手な妄想を膨らます対象として、ビートたけしというのはなかなかの高レベル。作詞:山本伊織。

・小谷美紗子 / あなたはやって来る 〜Dear Santa〜 :わたしと 彼氏の ためだけの日じゃない
→人間愛とか人類愛とか。でっかいのう。作詞:小谷美紗子。

・小松未歩 / チャンス :コンプレックスも武器にな〜る 今日 曇りのち晴れ
→「歌詞なんて飾りですよ、大事なのはメロですよ」と言わんばかりのいつもの軽〜い小松未歩だが、このフレーズは妙に耳に残る。大塚&八木のめざましTV補正あり。作詞:小松未歩。

・BAJI-R / 明日の地図 :夜明けから 200マイル 僕を乗せて汽車は走る  愛しい日々が 通り過ぎる 白い雲になって花びらになって
→汽車シュポシュポ。ガチヒッキーの私に「旅って良いよね」と錯覚させる中沢さん恐るべし。花びらの歌詞は男だと無理w。作詞:中沢晶。

・2丁拳銃 / 空を見上げて :晴れて 澄み渡る 空を見上げ 歩き始めるのさ
→personzのコンビが作詞作曲して芸人が歌った曲。聞いていると、早くおうちに帰りたくなる。作詞:JILL。

・Shifo from UNIVERS★LD / Real :眺める空の下 それぞれの毎日が巡る 輝く星の下 それぞれの思いが街を照らしている
→上の曲とテーマが似てる。作詞:Shifo。

・wOne / 5m四方の世界 :君と一緒なら いつも 南十字星でも見えた
→2000年なのにフォークなのか。現代版の神田川。一番の魅力は堅山さんの声質。作詞:堅山愛。

・鈴木朋 / 小さな花 :あなたのため出来ること 祈るように数えながら
→善人の善人による善人のための曲。メンヘルなまでにメルヘン。悪人が泣いて逃げ出す凶悪な世界。作詞:西尾佐栄子。








もう勘弁して欲しい曲


・翼を広げて
→翼を広げて大空に飛んでいく? 翼を広げずに飛ぶことも大空以外を飛ぶことも難しいのでは? 陳腐さここに極まれり。勝手にどこにでも飛んでいけ。





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