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世論遊論 『酒と泪と男と司法試験』

第91杯「一日散歩切符」

JR北海道では、道北圏での一日散歩切符を発売しており、ローカル線が1日乗り放題となります。旭川駅で道北一日散歩切符を購入し、実際にローカル線で途中下車しながら、周遊してみました。

まず、10時35分発滝川行きに乗車し、滝川で乗り換えて美唄まで行きます。ちょうど昼時となりますので、美唄焼鳥を食べに「たつみ」に行きました。ここでぼくは、モツ串4本、精肉4本に加え、とりめし(スープ付き)とビール2杯を注文し、満腹となりましたが、これからまだ食べるので、加減して串6本とビール1杯にとどめておくべきでした。夜に来た時のため、美唄の歓楽街を一周して駅に戻り、13時19分の滝川行きに乗車し、砂川で下車しました。「幸来」というラーメン店に行きました。麺は、いわゆる札幌ラーメンとは異なり、スープは懐かしい味で、チャーシューも出来が良く、とても美味しいラーメンでした。腹を空かせてまた来ようと思います。

砂川にはスイートロードと呼ばれる街道があるので、お茶とお菓子という選択肢もありです。砂川発14時41分の列車で滝川へ移動します。滝川は羊肉で有名ですので、松尾ジンギスカン本店等の焼肉店で一杯やるべきでしょう。滝川からは、根室本線で富良野に向かいます。根室本線のこの区間に乗車するのは、ぼくの50余年の人生において、おそらく初めてです。車両の窓は、今時珍しく手動式で開閉可能な懐かしいタイプでした。滝川発15時38分、16時26分、17時57分があるので、これらをうまく使います。滝川で腰を据えてジンギスカンを食べるか、途中下車するかです。途中下車は2駅まで日帰り可能です。

赤平で「日本一のズリ山階段」を上って、展望台から景色を見る、芦別でガタタンを食べる等の選択肢があります。赤平駅は交流センターが併設されていて、レンガ造りでとても立派です。ただし、ぼくが行った時は交流センタ―は閉まっていました。芦別駅前には、以前の繁栄の面影があります。小学生の時に芦別レジャーランドのホテル五重の塔に泊まったことを思い出しました。ボンカレーの自販機はご飯つき、カップ麺の自販機はお湯が注がれて出てくる当時の最新式で、感動したことを覚えています。富良野発旭川行きは17時55分、19時15分、20時44分とあるので、富良野の「へそ歓楽街」で一杯やって帰ることも可能です。ぼくは、疲れたので一杯やらずに帰りました。