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世論遊論 『酒と泪と男と司法試験』

第79杯「長年の誤解と疑問」

西城秀樹の「YOUNG MAN」とキリスト教青年会「YMCA」の関係について長年の誤解があったので報告します。

YOUNG MANの歌詞の中でY・M・C・Aを連呼する部分がありますが、ヒットしていた当時は、Y・M・C・Aの意味が分からず、連呼する意味も分かりませんでした。その後、大学に入ってから、名称に「YMCA」が付されているホテルに泊まったことがあり、その時に「YMCA」とは「キリスト教青年会Young Men’s Christian Association」のことで、展開している事業の一つに宿泊施設の経営があることを知りました。そして、YOUNG MANは洋楽のY.M.C.A.のカヴァーだから、西城秀樹はキリスト教青年会の宣伝ソングをカヴァーしたのだろうと認識するに至り、なぜ、西城秀樹がキリスト教青年会の広告塔を務めるのか、疑問でしたが、深く追求せずにいました。

西城秀樹が亡くなったときに、追悼番組でYOUNG MANを「西城秀樹のY.M.C.A.」と紹介しており、洋楽のY.M.C.A.と区別していたので、気になって、改めて調べたとところ、洋楽のY.M.C.A.はディスコソングで、キリスト教青年会の宣伝ソングではないこと、これをカバーした西城秀樹のYOUNG MANの歌詞に出てくるY・M・C・Aは「若いうちは何でもできるYoung Man Can do Anything」の意味である、との事実が判明し、自分の長年の認識が誤りであることが分かり、現在に至ります。

次に、洋食店でのライスの食べ方については、長年の疑問があります。すなわち、ナイフとフォークを使って、ライスを食べるとき、右利きの人は、右手にナイフ、左手にフォークを持ち、フォークの背にライスを乗せて口まで運んで食べる、ライスが盛られた皿を手で持ってはいけない、とすることに疑問を感じています。ぼくは、西洋では米が主食ではなく、食べ慣れていないので、左手でフォークを持ち、しかもその背にライスを乗せるという面倒くさいことをするのだと考えており、そのようにライスを食べることが正しいマナーだとは思っていません。西洋でもパスタを食べるときは、右手にフォークを持っています。

米を主食としている日本人は、右手に箸を持ち、左手で茶碗を持って米飯を食べます。この方が食べやすいし、食べ損じることは少ないと思います。したがって、洋食も、主菜を一口大に切り分けた後、右手にフォークを持ち替え、左手でライスを盛った皿を持ち、フォークの腹側でライスをすくって食べるのが、食べやすいし、きれいに食べ切れるので良いと思います。