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世論遊論 『酒と泪と男と司法試験』

第77杯「今日は家飲み」

東京都小池知事は、新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言期間中、「STAY HOME」家に居よう、と呼びかけています。ぼくの場合は、これを一歩進めて「STAY HOME SHIMIJIMI DRINKING」で、家に居て、しみじみと飲んでいます。工夫して家飲みしています。まず、お決まりですが、ビールを飲みます。エビス、サッポロクラシックが主ですが、最近はプレモルの頻度が上昇しています。肴は、ポテトサラダ、餃子、ピリ辛もやし炒めといったところですが、最近、赤ウインナーに凝っており、タコや火星人に加工して楽しんでいます。また、サバの水煮缶を研究しており、極洋、マルハ等各社食べ比べています。水煮は様々な調味料と相性が良く、アレンジの幅が広いので重宝しています。カレー粉、パクチー、ナンプラーを入れて加熱するとあっという間にエスニック料理となります。

魚介類が肴の時は、ビールを早めに切り上げて、日本酒にチェンジします。

寺の小坊主だった石田三成が、鷹狩りでのどが渇いた羽柴秀吉から茶を所望されたとき、1杯目はぬるく、2杯目は少し熱くして量を減らし、3杯目は熱くして少量を提供し、この心配りが秀吉に認められて、三成は秀吉に取り立てられたとされています。ぼくは、これを日本酒にも応用しています。まずは冷やで、次にぬる燗で、そして、熱燗で締めるといった具合です。温度を変えて楽しむことができるのが、日本酒の特徴だと思います。また、悪戯して日本酒を何銘柄かブレンドして飲むこともやっています。結構いけます。京都の古い居酒屋では、日本酒をブレンドして、燗して提供する店があります。ウイスキーはブレンドする方が多いと思うし、ブレンダーという職業も存在しています。日本酒はいかなる温度でも飲めて、大抵の食べ物に合う柔軟性があるので、ブレンドしてもいけるのは当然と言えば当然です。

もう少し飲みたいときは、焼酎・ウイスキー等も飲みます。ウイスキーは、ぼくが勝手に「顔のニッカ」と呼んでいるブラックニッカスペシャルがお気に入りで、家飲みのときはいつもこれです。ラベルの顔の人は、英国のローリー卿というブレンダーで、ぼくは居酒屋DVDを見ながらローリー卿とサシで飲んでいます。オンライン飲み会よりましです。コロナ対策で消毒用にアルコール度数の高いウオッカを探して購入したのですが、現時点では消毒に使うことはなく、結局、飲用しています。