第70杯「スクール☆ウォーズ」

ラグビーのＷ杯が日本で開催中です。ぼくの中でラグビーと言えば、３５年ほど前に放送された「スクール☆ウォーズ」という伝説のドラマです。何度も再放送されており、先日も、ケーブルテレビで深夜に集中放送されていました。当然ぼくも視聴しています。内容は、一言でいえば、荒廃していた高校に元ラグビー日本代表の熱血教師・滝沢賢治（山下真司）が赴任し、ラグビーを通じて生徒を更生させ、ラグビー部も全国優勝するというものです。あまりにも話ができすぎていますが、京都の伏見工高での実話がベースとなっているので、不自然さは感じません。 ぼくは興味を持ったものには何にでも凝り、一度凝ったら冷めにくいタイプで、「スクール☆ウォーズ」にも凝りました。大三郎（梅宮辰夫）と夕子（和田アキ子）が夫婦で営む中華料理店「新楽」がラグビー部員のたまり場となっていて、ドラマに頻繁に登場していたところ、「新楽」は東京の京王線の中河原駅近くに実在しており、大学で東京に出た際には、わざわざ「新楽」を訪れ、中華そばと餃子を食べました。川浜一のワルと恐れられたラグビー部員大木大助（松村雄基）が、目の敵とする名村財閥が建てたとの設定のショッピングセンターも実在しているので、買い物に行き、その近くに住みました。さらに、最近、京都に行く機会があり、その時も世界遺産に登録されている寺院等の文化財を訪れる前に、伏見工高の当時の校舎を訪れて写真撮影し大満足でした。 ぼくが最初に凝ったのは、「世界の国々」で小学校に入る前のことです。すべての国と首都名を覚え、今でも覚えています。小学生のころは選挙権もないのに「選挙」に凝り、政見放送や開票速報をチェックして一喜一憂していました。その後もいろいろ凝りましたが、その中でも「カレー」「居酒屋」「高校野球」は、完全にライフワークとなっています。また、司法試験の勉強でも要領が悪く、細部にまで凝ったので、合格するのに長い時間がかかかりました。 人生では、何度か選択をしなければならない場面に遭遇します。情報を収集・分析して、自分でした選択は、大概、正解であるものです。不正解であっても悔いは残りません。 ぼくは何事にも凝るので、人生の選択事についても徹底的に情報収集して結論を出してきており、これまでのところは、一応、正解を選んできたかなと思っています。