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世論遊論 『酒と泪と男と司法試験』

第68杯「仁義なき戦い」

野球観戦の楽しみの1つに各チーム応援団の趣向を凝らした応援を見ることがあります。プロ野球では、ヤクルトの応援が優れていると思います。古くは若松勉や杉浦亨の応援歌です。イントロで必殺仕事人のテーマを使い、若松は「勉~勉~ここまで飛ばせよ勉」、杉浦は「杉浦~杉浦~頼りになる男 杉浦~杉浦~お前はいい男」カッコ良かったです。若松が北海道出身ということもあり、今でも、北海道の高校は必殺仕事人のテーマを使って応援しているように思います。最近では、トリプルスリー3度達成の山田哲人の応援歌が爽やかで良いです。これで応援されると打てます。ヤクルトは総じて応援歌が良くできており、また、小川監督まで応援歌があり、徹底しています。 高校野球では、イチオシは旭川大学高校の応援です。旭大高のブラバンはチャンスになると「仁義なき戦いのテーマ」を演奏します。スタルヒン球場で旭大高の試合を観戦するときはこれを楽しみにしています。昨年、旭大高は甲子園でも「仁義なき戦いのテーマ」を演奏していました。異彩を放っており、これが演奏されると甲子園の雰囲気が変わります。とある甲子園ブラバン曲人気ランキングでは、ド定番の「SEE OFF」「海のトリトン」最近はやりの「アフリカン・シンフォニー」(智弁和歌山)、サンバ・デ・ジャネイロ(アゲアゲホイホイバージョン・報徳学園)と肩を並べ、旭大高の「仁義なき戦いのテーマ」が堂々一桁順位でランクインしていました。ランクインした曲はいろいろな高校が演奏していますが、「仁義なき戦いのテーマ」は、旭大高以外は演奏しておらず、おそらく全国唯一です。今年、旭大高が甲子園で勝ち進んだりすると、高野連から「高校球児にふさわしくない」として注意されそうな気がするな。 最近、都市対抗野球を観戦する機会がありました。都市対抗野球といえば応援合戦が名物と聞いていましたが、想像以上でした。鷺宮製作所の試合を観戦したのですが、Tシャツ、タオル、メガホン、うちわ、応援スティック無料配布(全て「SAGINOMIYA」のロゴ入りのもので使い道が限定されますが)、入場料も無料でした。東京ドームの1階席はほぼ満員で3万人以上は入っていると思います。プロ野球とは比較にならないくらい応援団の統率が取れており、ブラバンのレベルもプロ野球よりも高いと思います。一度観戦することをお勧めします。