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世論遊論 『酒と泪と男と司法試験』

第58杯「路線バスの旅」

最近のぼくのマイブームは、路線バスを使って旭川市内の居酒屋や飲食店を訪ね歩く旅に出ることです。旅といっても、夕方6時以降に出発して、その日のうちに帰ってきますので、仕事には影響がありません。要するに、バスに乗って郊外に飲みに行くということです。旅の準備ですが、訪問すべき居酒屋・飲食店を決め、それに合わせてバスの路線と時刻を調べることになります。帰りの路線と時刻についても調べます。近年は路線バスの本数が少なく、最終バスの時間も早いので、この作業は重要であり、しかも結構楽しいのです。よく使う路線は、旭川電気軌道の循環路線です。旭川赤十字病院の裏側あたりから4条通に出て、豊岡・東光を経由し、1条通を通って、旭川赤十字病院に帰ってくる路線で逆回りもあります。旭川市内の盛り場(3条通6丁目(サンロク)、3条通15丁目、豊岡5条1丁目、東光11条3丁目)をカバーでき、経由や行き先が若干異なる路線も加えると、比較的バスの本数が多く、中心部を通るので乗り換えしやすく、重宝しています。タクシーは、最終バスに乗り遅れた時だけ使うことにしています。また、バスで郊外から中心部に戻ってくることが多いので、サンロクに寄って旅の反省をしてから帰ることになります。サンロクに寄ると、最終バスに乗り遅れる可能性が高くなりますが、仕方がありません。

バス旅の利点ですが、旅費はバス代しかかからないので、1000円以内ですみます。また、最終バスの時間を意識するので、帰りが遅くなりません。バス停で、降車して目的とする店まで歩いていると、今まで知らなかった居酒屋や飲食店、その他の諸施設を発見することもあります。バスの路線を調べて、実際に乗車するので、旭川市の市勢と地理に詳しくなります。当たり前ですが、車を運転しないので、交通ルール違反や交通事故を起こすことがありません。良いことずくめであり、バス旅の社会的意義は高いと言えます。 なお、バス旅は、ひとり旅をもって原則としています。自分の行きたい店に行けますし、店の当たり外れも全て自己責任となるので、同行者に気を遣わなくてすみます。そもそも、一緒に行ってくれる物好きな人はいないと思います(もし、物好きな人がいたら大歓迎)。郊外の居酒屋・飲食店の皆様、突然、伺うことがありますが、そのときはよろしくお願いします。