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世論遊論 『酒と泪と男と司法試験』

第56杯「東どら」

先日、35年ぶりに母校である旭川東高の学校祭に行ってきました。その目的は東高の焼印が入ったどら焼き、通称「東(=とん)どら」を購入するためです。

ぼくは、東高の学校評議員をやっている関係で、会議で東高を訪れる機会が年に数回あります。今年6月の会議終了後に「近々、学校祭ですね、仮装行列はまだやっているのでしょうか」などと他愛もない世間話になり、その会話の中で、学校祭で東高の焼印が入ったどら焼きを売っている、その名を「東どら」という、フレーバーは小倉と抹茶と日向夏(夏みかん)の3種類あるという耳寄りな情報をゲットしました。女性教諭が「東どら、美味しいですよね」「特に日向夏が美味しい」と言うと、校長が「俺は去年、40個も買った」と言いましたので、母校愛の強いぼくとしては、負けられないと思い、買いに行こうと決心したわけです。

校長が40個も買ったということは、おそらく売れ残りを買わされたのだろうと思い、お昼ごろに買いに行けば十分間に合うと思って買いに行きましたが、見込み違いでした。東どらは大人気で、既に小倉餡は売り切れ、日向夏餡も残り1個、抹茶餡は十数個、という状態でした。とりあえず、8個ほど購入し、係の人から明日また入荷するというので、出直すことにしました。その日の夜に、ある式典で東高2年後輩の西川市長とたまたま会いましたので、今日のことを報告し、貴重な「東どら」(抹茶餡)を1個あげました。

肝心の味の方ですが、抹茶餡、日向夏餡とも、抹茶ないし夏みかんの味がハッキリわかります。甘さは控えめなので、抹茶や夏みかんの味が引き立っているものと思います。色も抹茶や夏みかんの色ですので、白餡ベースと思います。当然ですが、小倉餡は白餡ではなく、あずき餡ベースと思われ、抹茶餡や日向夏餡とは性格が異なること、発売後、2時間以内で売り切れたことから、相当美味であることが推測され、期待で胸が膨らみます。

次の日は、販売開始の10時を少し過ぎた時間に買いに行きました。ですが、既に小倉餡の東どらは売り切れており、結局、昨日と同じ結果に終わりました。同じことを考えている人が何人もいるんだろうな。係の人から、慰めの言葉をいただきました。小倉餡の東どらを味わうのは、来年の学校祭まで待つことになりました。来年こそ、大願成就を祈念し、捲土重来を期しています。