しらかば法律事務所TOPメディア旭川 連載記事 世論遊論 『酒と泪と男と司法試験』 > 第34杯「JRの友」「飛行機の友」「出張の友」

メディア旭川 連載記事
世論遊論 『酒と泪と男と司法試験』

第34杯「JRの友」「飛行機の友」「出張の友」

ぼくは、職業柄、出張であちこち行かなければならないことが多く、文書作成等のデスクワークが追いつかないので、出張に持っていき、出張先のビジネスホテルで裁判書類を作成したり、移動中の交通機関内で、本誌のコラムなど人に見られても問題のない文書を作成しています。出張先では、その土地の名物を食し、地酒を堪能することを無上の喜びとしています。仕事も飲食もということで、効率よく時間を使わなければなりませんので、昼飯は移動中に摂ることが多いです。JRで移動する時は旭川駅のセブンイレブンで「炙り焼さば御飯」(298円)を購入して車内で食べます。ぼくにとって「炙り焼さば御飯」は「JRの友」です。「供」ではありません。「供」は「後ろから付き従うもの」という意味、端的に言えば主人に対する家来の意味であるのに対し、「友」は「感情がこもった好ましさの表現」です。「友」に主従の関係はありません。したがって、「炙り焼さば御飯」は「友」なのです。「JRの友」である「駅弁」については、土地の名物が入っていることもあり、機会があればなるべく購入して食べることを心がけています。旭川駅の駅弁では、旭川駅立売の「旭岳べんとう」(950円)が、お勧めです。まず、ご飯が美味しい。米は道産米です。おかずも定番の焼鮭、揚物(鶏の唐揚、イカ下足揚)は冷めてもなぜか美味しい。特筆すべきは煮物の出来が良いことで(特にタコのやわらか煮)、非常に完成度の高い幕の内弁当だと思います。ちなみに「飛行機の友」としてお勧めの「空弁」は、佐藤水産の「おむすび弁当」(600円)です。筋子、さけ、焼たらこの3個入りで、特に筋子が美味しい。「飛行機の友」は、空港ごとにおりますが、新千歳空港のおむすび弁当がピカイチです。さて、出張先では、どこで夜飯を食べるかが最重要関心事項であり、「出張の友」である居酒屋探しには腐心しています。場所が分かりにくくてたどり着くのに一苦労、たどり着いても休みだったり、混んでいて入れないこともあります。そういうときは、再訪を誓って「出張の友」を記念撮影してくることにしています。