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世論遊論 『酒と泪と男と司法試験』

第26杯「はしご酒のススメ」と「おみくじ」

新宿駅東口地下のビールとソーセージの名店の話をしましたが、地上に出ると近くに思い出横丁(以前は「しょんべん横丁」だったと思う)もあり、うなぎ串焼きの「カブト」があります。うなぎ串焼きとは、うなぎの色々な部位を串に刺して焼き上げるもので、焼き鳥のうなぎ版です。東京には、中野の「川二郎」「味治」など、うなぎの串焼きの店が結構あり、安くうなぎが食べられます。普通のうなぎ屋では蒲焼きと肝吸いしかありませんが、「カブト」では、かしら、ひれ、もつ、蒲焼き、レバーがあり、焼酎はキンミヤと下町フルコースです。また、「川二郎」「味治」では、ひれをニラで巻いた八幡巻なるものがあります。「味治」は「川二郎」店主のお父さんが営んでいるようです。ビールとソーセージ、キンミヤ焼酎とうなぎ串焼きで相当満足できますが、さらに立川まで足を延ばして「五十番」で餃子を食べることにしました。実は立川は餃子が有名なのです。「五十番」はソフトバンクホークスの王貞治会長の実家の中華料理店の系列をくんでいるらしい?。炒飯も食べようと思いましたが、腹がいっぱいになったので自重しました。大学生や司法浪人のころは、母校の中央大や、国際法の講義に潜りで通った一橋大が多摩地域にある関係で、立川・国立(くにたち)・国分寺あたりはよく行きました。司法浪人時代に試験前日にゲンを担いで必ず食べに行っていたとんかつ屋は、もうありませんでした。ゲン担ぎと言えば、ぼくは、神社で司法試験合格の神頼みをしていましたが、平成7年に摩周湖近くの神社で「おみくじ」を引いてから20年間「おみくじ」を引いていません。引いても「末吉」か良くても「吉」で、「凶」もよく引いており、受験生の宿命で「学業」の欄を見ると、「努力すれば成る」とか「成り難し」ばかりで、気分が悪くなるので引くのをやめてしまいました。最近判明したことですが、「吉」は以外とランクが高く、北海道神宮では「大吉」「中吉」の次が「吉」、その次が「小吉」そして「末吉」「凶」と続くそうです。成田山新勝寺では、「大吉」の次が「吉」で堂々の上から2番目です。その後「半吉」なるニューフェイスが登場し、「小吉」「末吉」「凶」と続きます。いすれにしても「末吉」はあまり運勢が良くなく、「凶」の一歩手前で「今は、うだつが上がらない」といった感じです。