第2杯「ジンクス」

緑色のボトルに入ったスコッチウィスキー探していたところ、大学近くの量販店で発見し、買って飲んでみたら、以前飲んだ味と同じでした。その名を「グレンフィディック」といいます。年数表示がないものが黄色くて淡麗でした。１２年もの１８年ものもありましたが、熟成が進んでまろやかになり、色も茶色になります。年数表示がないものを好んで飲んでいました。通算１００本は飲んでいますが、生産中止になったのか、ある時から手に入らなくなりました。もう１度飲みたいです。

司法試験ですが、卒業３年目（平成４年）に初めて択一試験に通りました。模試では、合格推定点に届かず、もうダメだと思って開き直って受けたら通りました。嬉しかった。その年の論文試験は商法で前年度と同じ分野から出題され、ヤマを外されて散々でしたが、択一試験に通って一皮むけたのか、その後の受験勉強は調子よくでき、論文の答案練習会での成績も伸びました。普段は、夜９時になったら、飲むことにしており、それ以降は、飲みながら勉強しました。飲みだしてから、１時間半位は、頭が冴えて勉強が進むので、意外とお勧めです。２時間経つと酔いが回り効率が悪くなるので、勉強をやめて飲むか、寝ることにしていました。朝起きると、飲みながら勉強したことは不思議と覚えていたものです。

司法試験は不合格となると最初から受け直しで、毎年、択一試験から受けなければなりません。択一試験は得意ではなかったのですが、卒業３年目以降は、苦戦はするものの、通るようになりました。そのため、択一試験前のジンクスやゲン担ぎが多く、全部消化するのに結構骨が折れました。以下列挙すると、①択一試験前の３週間前から、試験開始時刻（１３時３０分）の４０分前にリポビタンＤを飲んで、試験開始時刻には頭が冴えるようにする。②１３時３０分以降、昼寝しない。眠くなったら起立する。③択一試験の前日に眠れるようにするため、２日前はあまり寝ない。④前日は、上ロースかつ定食を食べる（ある年、とんかつ屋が閉店していて、非常に困りました）。⑤択一試験までにヤマザキ春のパン祭りでシールを集め、白い皿を２枚もらう。なお、平成９年に３枚もらったところ、択一試験に落ちてしまったので、２枚でなければダメなんだと悔い改め、次の年から２枚に戻しました。今でも、ヤマザキパンの白い皿収集は続けており、過去２４年分の白い皿が手元にあります。