今から10年以上前、主に文字入力・データ入力業務に携わっていた印刷会社勤務時代に、「こんな仕事をやってみないか?」と上司からいただいたのが、この「テープ起こし」というお仕事でした。未知の分野への期待と不安で胸がドキドキしたのを覚えています。手渡されたのはカセットテープと、テープレコーダーにイヤホンとフットコントローラーが付いている見たこともない機械。何の予備知識も練習期間もマニュアルもなく、私と「テープ起こし」の関りが始まったのです。

そもそも「テープ起こし」とは、カセットテープ等に録音された音声を再生して聞きながら文章化することです。例えば、講演会・会議・座談会・インタビュー・分科会・シンポジウム等、耳で聴くだけで終わらせることなく文字に置き換えて後に残しておく必要があるケースは沢山あります。その作業をいかに迅速かつ正確に仕上げるか、それがプロの仕事だと思っています。

「SOHO」という言葉は最近よく耳にする言葉ですのでご存知の方も多くいらっしゃるかと思います。英語で“Small Office Home Office”つまり、パソコンを使って「小規模に自宅で営む事業」という意味です。パソコンという機械がまだまだ一般的ではなかった今から10年前には、ほとんど存在しなかった言葉です。

昨今の雇用不足や就職難の影響もあり、今や一家に1台という日も遠くないだろうと思われるパソコンの普及にも伴って、在宅でインターネットを利用して営業活動をと考えていらっしゃる方は、ますます増加の一途を辿るのではないだろうか?と、私は予測しております。

なぜ私が自宅のパソコンを利用して、この仕事を始めようと思い至ったか?それは、パソコンをメールや趣味だけではなく、折角身に付けた自分のスキルを生かして利用したいと考えたからです。そして何よりも様々な分野のお仕事をお受けすることによって、その度に専門用語を検索して新しい知識を得たり、知的好奇心を充分に満たしてくれる「テープ起こし」が大好きなのです。


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